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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
07 | 2020/08 | 09
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米国で投資判断の格上げ続出…引け後発表のアップル決算は市場予想上回る
 おはようございます。
 米国の決算発表はたけなわに差し掛かってきました。これまでのところ、決算発表をしたS&P500採用企業62社中、8割近い企業の業績がアナリスト予想を上回る、という好調ぶり。投資家心理もじょじょに改善し始めたようです。
 週明けの米港株は、週末に大きく下げた反動から買戻しが入りしっかりにスタート。その後、新聞大手ガネットなどが予想を上回る決算を発表したことや、今晩決算発表を控えている建機大手キャタピラーに対し、バンクオブアメリカ・メリルリンチが株価目標の引き上げを実施。また投資会社も買い推奨したほか、カード大手AMEXやモトローラ、高級百貨店ノードストロームなどに投資判断引き上げが相次いだことから、大幅に反発。主力3指数とも年初来高値を更新して終わりました。騰落状況は値上がり銘柄数2240、値下がり数799と、値上がり数が圧倒的に上回りましたが、ニューヨーク市場の出来高は10億8100万株と低水準のまま…。好調な企業決算とは裏腹に、投資家の経済の先行きに対する警戒感が強いことを示しています。

 この日は、引け後に、アップルの四半期決算が発表されましたが、売上高は98億7000万ドル、EPSは1.82ドルになりました。売上高92億989万ドル、EPS1.42ドルとしたアナリスト予想平均を、いずれも大幅に上回る好調なものでした。また、10年第一四半期について同社は、売上高113-116億ドル、EPS1.70-1.78を予想していますが、これに関しては、売上高114億4866万ドル、EPS1.91ドルとするアナリスト予想を下回っていました。

 また、この日発表された10月の建設業者指数は18。前月の19から4ヶ月ぶりに低下しました。市場予想の20も下回っています。同指数の見方に対しては、政府の新規住宅取得支援策が来月末に終了する予定になっていることから、住宅取得に慎重な姿勢が見え始めた、と弱気の見方をする向きと、住宅価格の水準が新規の需要を刺激し始めており、今回の数値は一時的な落ち込みに過ぎない…と、強気の見方をする意見が対立し始めました。新規住宅取得支援策の帰趨については流動的ですが、この日、オバマ政権は地方の住宅金融会社を支援する新政策を発表しており、市場の反応が注目されます。この日は、住宅への弱気の見方が広がり、住宅建設大手KBホームが売られるなど、住宅関連は総じて軟調に推移しました。

 米国株は、決算発表に一喜一憂する形で、じり高をたどっています。以前から指摘しているように、1万ドル付近で形成したテーブルに差し掛かっており、テクニカル的にも、もみ合うところ。企業業績の好調を受け、じりじりと上げているものの、出来高の増加をともなわないため、一気に突破することが出来ないようです。また、債券市場も景気の先行きをめぐる意見の対立から、昨日も長期金利が低下するなど、待機資金が流出するところまでなかなか行かないようです。当面、好調な決算を背景に二進一退を繰り返しながら、息の長い上昇相場が続きそうです。長期金利が本格上昇に転じれば株価の上昇スピードが速まることもありそうです。債券と株式の綱引きは今も続いているようです。

 19日の米国株
 ニューヨークダウ 1万92ドル19セント +96ドル28セント (0.96%)

 NASDAQ総合指数  2176.32ポイント  +19.52ポイント (0.91%)

 S&P500   1097.91ポイント  +10.29ポイント (0.94%)

 CME日経平均先物 (ドル建て) 1万310円 +60円

              (円建て)  1万295円 +45円


 米国株は急反発して年初来高円を更新。CME日経平均先物は小幅高で帰ってきました。為替は、株高によるリスク許容度の増加からドルが軟化。円は90円台半ばの取引になっています。また、ドルの軟化を受け金価格が上昇。景気上昇による消費利用増加を見込みWTI原油先物も79ドル台に上昇しています。今日の日本株は、相場環境は良好。特に、注目のアップルの決算が市場予想を上回ったことは、国内ハイテク株見直しにつながりそうです。また、キャタピラーへの評価が上がりつつありますが、本日の日経でも回復基調にあるコマツの決算が伝えられており、インフラ関連株への見直し気運が強まりそうです。
 このところ、政府の指向する内需型経済と現実の世界景気回復の恩恵を受ける外需依存型経済の間で、投資家は股裂き状態となっており、日本株への気迷い感を強めることになっています。ただ、米国では成長産業が金融から、証券化バブルの影響を受けなかった通信やバイオなどの成長型産業へと移行しつつあり、米国経済のパイが縮小する中で、新しいパイが生まれつつあります。通信業界の革命がすすむなか、それにともなうハードの需要も拡大しており、資本財供給国としての日本への依存度も高まってきます。ここからは、米国経済を表面的な数字でみるのではなく、パイの中身がどのように変化しているかをみて、投資方針をそれにあわせることが需要に思われます。
 日本経済が内需を指向するにしてもまだまだ時間が必要。目先は、世界景気回復の恩恵を取り込めるもの…。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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