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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
07 | 2020/08 | 09
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ドル高が相場の方向感を変えた…金利が上昇に転じた債券市場の動きに注目
 おはようございます。
 週明けの米国株は荒れ模様の展開になりました。先週末、資源株などの下落を受け大きく下げた反動から、買い先行で始まり、一時は1%以上上昇する局面がありました。しかし、11月末に期限を控えている新規住宅購入者向け税制優遇措置を、「縮小しながら13ヵ月後に廃止する…」ことが検討されている、と伝えられたことを嫌気。住宅、金融など関連株が売られたことや、過去最大規模の財政資金調達が今週から始まる事を懸念し、金利が上昇したことから、一時売られていたドルが急反発。原油や金、非鉄などの市況が軟化し、エネルギー株が売られ、米国株は下げ幅を拡大。結局、主力3指数とも続落して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は13億8800万株に増加。騰落状況は、値上がり712、値下がり2317でした。

 この日は、オランダING金融グループが、金融と保険の分離方針を計画していると伝えられたことや、公的資金の返済に向け大型増資を実施する可能性があると報じられたことを嫌気。また、米銀大手バンクオブアメリカの必要資本について政府との間に見解の相違があり、再度の増資を迫られる可能性ががあるなど、住宅取得支援制度の段階的な廃止とあわせ、金融株にマイナスの材料が相次ぎました。また、大型の財政資金調達がこの日から始まったことから、株安にもかかわらず長期金利が上昇。10年物国債金利は3.55%になってきました。一方、家電販売のラジオジャックや液晶用ガラス大手コーニングの決算が市場予想を上回るなど、小売やテクノロジー企業の決算好調が目立ちました。全般が下げる中、フィラデルフィア半導体株指数(SOXX指数)はプラスでおわったほか、前週末につづき、NASDAQ総合指数の下落率が他の指数の半分以下にとどまるなど、以前から指摘してきたハイテク優位の傾向が強まっています。

 株価は、ドル上昇に戸惑いを見せ、エネルギー株や金融株などが売られ、下落幅を拡大しています。先週末にもチャートを掲載し、日米とも大きな壁に直面しており、どうしても「二進一退」の動きにならざるを得ない点を解説しました。当面は、上昇中の25日線(もし弱含めば13週線)の支持力と1万ドル付近の壁にはさまれて、じり高する展開が予想されます。ただ、米国では、インターネットが第二次成長期にはいり、ソフト業界などで新たな成長が始まっています。米国でも、しばらくは森よりも木を重視する動きになりそうです。

 26日の米国株
 ニューヨークダウ  9867ドル96セント  -104ドル22セント (1.05%)

 NASDAQ総合指数  2141.85ポイント  -12.62ポイント (0.59%)

 S&P500  1066.95ポイント  -12.65ポイント (1.17%)

 CME日経平均先物 (ドル建て) 1万260円  -100円

              (円建て)  1万245円  -115円


 米国株は大幅続落、CME日経平均先物は下落し、1万300円を割り込んで帰ってきました。為替は、米国債金利上昇を受けドルが強含み、円は92円台20銭台の取引になっています。昨日は月末の換金売りから先物や金融株の買戻しから高く終わりましたが、欧米市場での金融株の軟化などから、本日再び売りなおされる可能性もでてきます。当面は、為替の92円台での取引や、欧米でのハイテク株堅調を受け、日本でも輸出ハイテク株が注目する流れになりそうですが、今週末には決算発表の第一弾のピークを迎えることから、どうしても決算色の強い個別重視の流れになりそうです。先週末からテーマ株が買われていますが、基本的に「決算の裏づけがある」というカッコつきの銘柄である点には注意が必要…。とにかく、政府の景気への取り組みがはっきりしない以上、海外景気の回復を取り込める企業が主軸。今日は、13週線を確保できるかどうかがカギ…。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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