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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
07 | 2020/08 | 09
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米国株は、期待の先走りの修正と政策要求の下げ…?
 おはようございます。
 ドルが強含み始めたことは、世界の市場にミニショックを与えたようです。またドルが高いままで、株価が下落したものですから、再びラストリゾートとしての円が買い直され、円は主要通貨の中で独歩高しています。株式市場にとっては、とんだとばっちり…という感じですね。

 さて、昨日の米国株はアジアや欧州の株安から、続落してスタート。途中、9月の耐久財受注が前月比で増加したものの、予想の範囲内にとどまったことから株価の支えとはならず、その後に発表された新築住宅販売総戸数(9月)が、市場予想を大幅に下回ったことを嫌気。KBホームやアルコア、キャタピラーなど住宅関連が売られたほか、先日発表の冴えないコンファレンスボード消費者信頼感指数を受け、小売関連株が売られるなど、全般に利食い急ぎの動きとなり、結局、主力3指数とも大幅に下落して終わりました。

 これまでしっかりしていた、景気敏感株が多い、NASDAQ総合指数の下落率が大きかったこともこの日の特徴でした。ニューヨーク市場の出来高は16億79847万株と急増しており、投資家の見方が変化したことを予想させます。また、ニューヨーク市場の騰落状況は値上がり322、値下がり2777と、ほぼ全面安商状。

 この日は、住宅関連に冴えない指標が続き、11月末の新規住宅取得支援措置の期限切れを控え、市場を神経質にさせています。新規住宅販売総戸数(9月)は前月比で3.6%減少し、年率40万2000戸になりました。前月の41万7000戸から減少したほか、アナリスト予想の平均値44万戸も大幅に下回っています。販売戸数が6ヶ月ぶりに減少したことに市場はショックを受けたようですが、アナリストは、在庫水準が27年ぶりの水準に低下していることや、販売価格が持ち直していることから、業界全体は回復基調にあると、比較的強気のスタンスを維持しています。

 問題はこの日発表された週間住宅ローン申請(~23日)の数字。申請は前週比12.35減少し、3週連続減となりました。ローンの借り換えが前週比16.2%減少したほか、新規住宅建設用ローン申請も5.2%低下しています。この要因が、住宅ローン金利の上昇。30年ものローン金利は前週比0.03ポイント高の5.2%に上昇。全般的な金利上昇を受け、5%台に上昇。住宅ローンの利用意欲を鈍らせています。また、11月末に期限を迎える支援策についても、手続き上、今の時期では間に合わなくなることも住宅取得を手控えさせており、何らかの継続策が実施されないと、住宅建設に影響を及ぼしそうな可能性が強まっています。

 米国株は、商いをともないながら下落。100ドルを超える下落が3日連続し、市場のセンチメントが弱気に傾き始めたことを示しています。またこの日は、ゴールドマンザックスがレポートで、従来3%としてきた7-9月期のGDP見通しを2.7%に下方修正したことも市場心理を冷やしていたようです。当面の展開については昨日も解説しましたが、株価は、早すぎる出口政策に対して警告を発し始めたようです。すでに、住宅取得支援策の来年4月までの延長に加え、議会を中心に景気刺激策の積み増しの動きも出ており、やがて市場は落ち着きを取り戻してくるものと思われます。昨日も書きましたように、ドル高は米国への資金還流を意味し、世界の株や商品、景気にとってマイナス効果をもたらします。昨日もドル先物相場は主要6通貨のバスケットに対し0.5%上昇しており、当面は、この動向が相場で直りの鍵になります。当面、10月第一週につけた週足陽線の寄り付き9500ドル付近が焦点になりそう(詳しいテクニカルな分析はまだ十分ではありませんので修正することはあります)です。

 28日の米国株
 ニューヨークダウ  9762ドル69セント  -119ドル48セント (1.21%)

 NASDAQ総合指数  2059.61ポイント  -56.48ポイント (2.67%)

 S&P500   1042.63ポイント -20.78ポイント (1.96%)

 CME日経平均先物 (ドル建て) 9895円  -185円

              (円建て)  9880円 -200円


 米国株は続落。CME日経平均先物も下げ幅を拡大し、1万円大台を割り込んで帰ってきました。トップにも書きましたように円はラストリゾートとして、強含んでいるドルに対しても買われ、1ドル90円台後半の円高で帰ってきました。今日は寄付きからCMEの先物相場にサヤ寄せする格好で軟調スタートが予想されます。このところ、ブラジルや中国など新興国市場で資産価格の上昇を懸念する動きから課税措置や選別融資、窓口規制が強化されており、一時的に市場が軟化。ドル・円への資金還流が詰まる動きになってきました、特に、米国株の軟化は円の独歩高を誘発しかねませんので、目先的には注意が必要です。昨日発表の裁定買い残は1兆5600億円台まで拡大していますので、先物の売り崩しにともない解消売りがでて、予想外の下落幅が出ないとも限りません。まあ、今日も見送りが無難…か。
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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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